育成選手とは?年俸や成功した選手はどれくらい?

プロ野球も2019年シーズンが終わり、いよいよ来シーズンに向けて、各球団が動き始めました。

そんな中、福岡ソフトバンクの育成選手だった長谷川宙輝投手が、ヤクルトの支配下選手として移籍することが22日に発表されちょっとした話題になっています。

そこで今回は、そもそも育成選手とは何なのか?育成選手の年俸や成功した元育成選手についてシェアしたいと思います。

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育成選手とは?


福岡ソフトバンクの育成選手として3年目を迎えた長谷川宙輝投手が、ヤクルト支配下選手として移籍することとなりました。

「せっかく育てた選手が」と惜しまれながらもルールだからと話題になっている育成選手制度ですが、この育成選手とは、どのような選手なのでしょうか。

日本野球機構にある「育成選手」の定義は以下のようになっていました。

本規約に定める日本プロフェッショナル野球育成選手(以下「育成選手」という)とは、前条の日本プロフェッショナル野球組織の支配下選手として連盟選手権試合出場可能な支配下選手登録の目的達成を目指して野球技能の錬成向上およびマナー養成等の野球活動を行うため、球団と野球育成選手契約(以下「育成選手契約」という)を締結した選手をいう。

引用:日本野球機構「日本プロ野球育成選手に関する規約」 http://jpbpa.net/up_pdf/1415704360-429657.pdf

もう少し簡単に言い換えると、

  • 支配下登録選手70人の枠に含まれない選手
  • 支配下選手登録を目指しながら、野球技能の錬成向上およびマナー養成などの野球活動を行うために、
  • 球団と「育成」契約した選手

となります。

そんな育成選手には、いろいろな制約があります。

  • 育成選手として在籍できるのは、入団後 3 年間(3 シーズン)
  • 在籍する球団から翌年度の支配下選手として選手契約を締結されない場合は、11 月末日をもって自動的に自由契約選手となる
  • 育成選手の背番号は3ケタ
  • 出場できるのは2軍の公式戦のみ(育成選手は1試合5人までしか出場できない)

2軍の試合で、3桁の背番号をつけていれば、その選手は育成選手だと一目でわかるという訳ですね。

育成選手は、入団から3年が経過した場合、自動的に自由契約選手となってしまいます。

このルールがあったことから、今回、長谷川宙輝投手がヤクルト支配下選手として移籍することが可能だったわけです。

今回の長谷川投手の移籍について、ソフトバンクの永井編成育成本部長は

「ルールなので、どうしようもない部分もあるが…」

引用:西日本スポーツ https://www.nishinippon.co.jp/nsp/item/n/561953/

と複雑な表情だったといいます。

たしかに、特に高卒の育成選手は長期的な視野で育てているだけに、「ルール」だから仕方ないところはありますが、チームにとっては、選手の能力はもちろん、それまでかけた育成費も考えると“複雑な表情”になってしまうのも頷けますよね。

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育成選手の年俸は?

そんな育成選手の年俸は、どのくらいなのでしょうか?

日本プロ野球選手会公式サイトにある、「日本プロ野球育成選手に関する規約」によると、

最低参稼報酬は年額 230 万円 とする。

第二次選択で選択された新人選手と契約する際に支払う支度金の標準額は 290 万円に消費税及び地方消費税を加算した金額とする。

引用:「日本プロ野球育成選手に関する規約(2014年度版)」 http://jpbpa.net/up_pdf/1415704360-429657.pdf

とありました。

年俸は、平均300万円台のようです。

また、契約金などはありませんが、上記のように支度金として300万円程度が支払われるそうです。

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育成選手で成功した選手は?

https://twitter.com/mikusenal/status/1196405194617049088
3年で結果を出さないと自由契約なってしまう育成選手が、支配下選手になるのは本当に難しいことですが、中には、「育成の星」と呼ばれる、育成出身で活躍している選手もいます。

以下に育成出身で活躍している主な選手をご紹介します。

名前 所属 育成ドラフト 支配下登録
千賀滉大投手 ソフトバンク 2010年4位 2012年4月
甲斐拓也捕手 ソフトバンク 2010年6位 2013年11月
岡田幸文外野手 ロッテ 2008年6位 2009年3月
山口鉄也投手 巨人 2005年1位 2006年オフ
松本哲也外野手 巨人 2006年3位 2007年の春季キャンプ

2017年のWBCで世界から注目を集め、先日のプレミア12では声がかかりながら出場を辞退した千賀滉大投手や、“甲斐キャノン”との呼び名でおなじみの甲斐捕手なども育成選手だったんですね。

確かに育成選手から支配下登録選手に、そして名前を聞いて誰もが活躍を思い起こせる選手になるのは至難の業ですが、それでも可能性はゼロではないことを証明してくれる選手の存在は、現在頑張っている育成選手の励みになることは間違いありません。

そういった見方で、育成選手を応援するのも、またプロ野球の楽しみ方の一つですね。

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育成選手に対するネットの反応

育成選手について、ネットの反応をまとめてみました。

今回、ソフトバンクの長谷川選手が、ヤクルトの支配下選手へと移籍になったことを受け、3年で自由契約になることに、賛否さまざまな声が聞かれます。

また、ソフトバンクの育成体制の凄さを賞賛する声も聞かれます。

スワローズが、ホークスで育成3年目を終えた長谷川を支配下で獲得するとの事。

育成選手は3年目終了時点で自動的に自由契約になる規定があり、保留名簿から外れれば他球団と契約が可能になる。

このパターンでの移籍は亀澤と同じ。

これから育成選手の救済(?)が流行るかもしれないね

これも現役ドラフトにつながるかも

ルール知らん人多すぎ…

ヤクルト側からしたら「引き抜いた」のではなく、「自由契約の選手を獲得した」に過ぎない。

育成選手は入団3年後に自動的に一旦自由契約になる。 その後でホークスと再契約しようが、他球団と契約しようが本人の自由。

残念ではあるけど、文句を言うのはお門違いでしょ。

育成選手を引き抜く場合は、獲得した球団は、育成した球団に補償金や移籍料を払い、選手は契約金の一割を育成した 球団に渡すルールは必要
ホークスの育成選手は、投手は思いっきり腕振るし、打者はマン振りするしで見てて気持ち良い。
育成選手の三年目移籍のけん。

発になったらなったらで、三軍政敷いてる球団が、割りを食うよね

球団が違うとはいえ、ホークスの育成選手が支配下を勝ち取れたのはめでたいこと
育成上手みたいな評価なんかあったって何の足しにもならんし、こうも連続で続くとソフトバンクも育成選手の管理を見直すかもしれんね
育成選手がよそに横取りされるルールは仕方がないと思うんだよねえ〜。

横取りされるのが嫌なら支配下にすればって話だし。

ジャイアンツの契約更改。

育成選手は、ほとんどの選手の年俸が上がるようになっています。

10万や20万、野球選手にとっては微々たるものかもしれませんが、頑張りが評価されるのは、とても良いことだなと思います。

支配下登録を目指して、新たなモチベーションで頑張ってほしいですね。

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育成選手とは?年俸や成功した選手はどれくらい?まとめ

今回は、育成選手とは何なのか?育成選手の年俸や成功した元育成選手について調べてみました。

育成選手は、野球技能の錬成向上およびマナー養成を習得するために球団に所属していますが、3年で自由契約となってしまうなど、色々な制約がありました。

また、育成選手が支配下選手となり、活躍するのは、本当に一握りの選手ですが、それでも可能性はゼロではありませんでしたね。

ファンとしても、育成から成長を見守り、その選手が活躍してくれれば、感動もひとしおです。

来季以降のプロ野球をさらに楽しむためにも、今頑張っている育成選手に注目してみてはいかがでしょうか?

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