イチローが引退会見!? 会長付特別補佐とは?n

今年から古巣マリナーズに復帰したイチロー選手が5月4日(日本時間)に記者会見を開き、球団の会長付特別補佐に就任し、今季中は選手として出場しないことを発表しました。

一部では、この会見が事実上の「引退会見」だとする見方もあります。

そして、イチロー選手が就任する会長付特別補佐という聞き覚えのない役職ですが、一体何をするのでしょうか?

今回はイチロー選手の記者会見の内容とイチロー選手が就任した会長付特別補佐についてシェアしたいと思います。

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イチローが引退会見したの?

5月4日(日本時間)での記者会見でイチロー選手は

「この日が来る時は僕は辞める時だと思っていました。その覚悟はありましたし、ただこういう提案がチームの方からあって、決まってから2か月弱くらいの時間でしたけど、この時間は僕の18年の中で最も幸せな2か月であったと思います。」

「その上で短い時間でしたけれど、監督はじめチームメイト、これは相性もありましたけど大好きなチームメイトになりましたし、もちろん大好きなチームですし、そのチームがこの形を望んでいるのであれば、それが一番の彼らの助けになるということであれば、喜んで受けようという経緯です。」

と話しました。

イチロー選手がこのような特殊な契約に至ったのは、マリナーズ球団側の計らいであったのです。

元々、イチロー選手は昨季までレフトを守っていたギャメル選手が右わき腹の故障で離脱していたので、その穴を埋めるためにマリナーズと契約した側面が大きいです。

しかし、ギャメル選手が復帰した現在、マリナーズの外野手はイチロー選手を含めて5人体制になってしまいました。

メジャーのロースターは25人枠と40人枠があり、25人枠公式戦に出場できる25人の選手枠、40人枠はベンチに入れない控えです。

マリナーズが所属するア・リーグはDH制を採用しているのでスタメンで9人の野手が出場します。

先発は基本5人ローテションで回しており、リリーフはセットアッパー2人、クローザ―1人、ミドルリリーフ3人、ロングリリーフ1人の7人が基本ですので計12人の投手が枠に入ります。

すると、残る枠は4つしかありません。

この4人の枠には基本的に控え捕手、内野手、外野手とユーティリティなのですが、外野手5人体制だとこの基本構図から外れることになります。

加えて、イチロー選手は今年44歳で打率も2割台と振るいませんでした

ただし、イチロー選手は何といっても球団のレジェンドであり、むやみにDFA(戦力外通告)するのはかえって批判を浴びてしまいます。

さらに、イチロー選手は卓越した打撃、守備、走塁技術は勿論のこと、野球に対する考え方にも一目置かれています。

そこで、球団側がある種の「生涯契約」をイチロー選手と結んだわけです。

なおこの記者会見について、一部では「引退会見」ではないかと疑問を呈している方もいますが、イチロー選手本人が、「これで終わりではない」と述べているように、正確には引退会見ではありません。

イチロー選手は今季40人ロースター枠を外れるので、今季に関しては出場しないと明言していますが、来期以降は出場の可能性が残されています。

また、イチロー選手は任意引退をしていないので、他球団や日本球界への復帰も原則的には可能です。

では、イチロー選手が出場する試合はもうないのでしょうか?

そこで、イチロー選手を再び見る機会となると噂されているのは来年3月20,21日のメジャー開幕戦にあたるアスレチックス戦です。

なぜなら、この2連戦が東京ドームで開催されるからです。

日本への凱旋を兼ねてイチロー選手に最高の舞台を提供できることもあり、日本に来日する際は25人枠に登録されるかもしれません。

また、マリナーズの外野手に不測の事態が起こった場合に再びイチロー選手を25人枠に登録することも考えられます。

プロ野球に詳しい方でしたら、イチロー選手の起用法が、現在日本ハムファイターズの一軍バッテリー兼作戦コーチの中島聡さんが日本ハムに在籍していたときの起用法に類似したものと考えたら分かるかもしれません。

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会長付特別補佐とは?

次にイチロー選手が就任した会長付特別補佐について見ていきましょう。

まず、球団の功労者に対して役職を与えてフロント入りすることはメジャーでは珍しくありません。

例えば、ケン・グリフィー・jr選手は引退後にマリナーズの球団コンサルタントに就任していますし、ランディ・ジョンソン投手も2015年にアリゾナ・ダイヤモンドバックスの「球団会長付特別補佐」というイチロー選手と同じ役職に就任しました。

日本人では松井秀喜さんが2015・16年にヤンキースの球団GM特別アドバイザーに就任していましたね。

しかし、現役選手がこのような役職に就くのは異例のことです。

アレックス・ロドリゲス選手も契約期間中にヤンキースの特別アドバイザーに就任しましたが、彼はその前に引退会見を開いています。

イチロー選手が就いた会長付特別補佐の主な仕事は、球団アドバイザーのような外部の立場より選手に近い立ち位置で選手をサポートすることです。

イチロー選手は試合中にベンチ入りはせず、裏方に徹することになります。

しかし、この契約が特に異例と言われるのはイチロー選手がユニホームを着て試合前の練習に参加したり、遠征に同行できたりする点です。

これらの点は、イチロー選手がまだ引退していないということを如実に表しています。

これも球団側の粋な計らいですね。

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ネットの反応まとめ

ではイチロー選手の記者会見に関するネットの反応を見ていきましょう。

ツイッターでは

イチローの突然のニュースに驚いた
イチローの件、驚いたな。でもイチローらしい
イチローの記者会見だけで泣ける

といったようにやはり突然のニュースに驚いたコメントが多く見られました。

また、

本人が納得されているならよかった
イチロー選手の記者会見での発言、素晴らしかった
事実上の引退のニュース聞いて驚いたけど、イチローのコメントを聞いて安心した

というように、イチロー選手の記者会見を聞いて納得した人もいれば

これでイチロー対大谷が見られないことが寂しい
中途半端なら、契約するならメジャーは辞めて日本に帰ってきてほしかった
名古屋に来てほしかった

といったようにメジャーでの日本人対決や日本球界への復帰がほぼ消えたことに対するコメントもありました。

一方で、

3月のイチロー入団会見の『僕が力になれるならなんでもやりたい』という言葉はそういうことだったんだ

といった3月にマリナーズに入団した時の会見でイチロー選手が話した言葉を引用したコメントもありました。

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イチローが引退会見!? 会長付特別補佐とは?まとめ

いかがでしたか。

正直、イチロー選手の一報を聞いた時は驚きましたが、会見内容を聞いてマリナーズがイチロー選手をいかにリスペクトしているかが分かりました。

異例ともいわれる「生涯契約」を結んだイチロー選手が「野球の研究者」としてマリナーズにいかに貢献するか、そして再び打席に立つ日は来るのか、注目しましょう!