高校野球の球数最多は何球なの?球数制限導入はどうなる?

甲子園で毎回話題に挙がるのは、投手の酷使の問題

2018年の夏も、金足農(秋田)の吉田輝星選手が、甲子園で881球を投げて論議を呼びました。

最近では投手の分業も進んできてはいますが、やはり一人の投手が際限なく投げ続けるケースも多々あります。

投手の選手生命に関わる問題なので、球数制限導入も検討されていますが、なかなか浸透には至っていません。

今回は、高校野球の最多球数と、球数制限に関する動きについてシェアしたいと思います。

高校野球の球数最多は何球?


高校野球、甲子園1大会での最多球数の記録は、2006年、早稲田実(西東京)の斎藤佑樹選手が投げた948球です。

この年の早稲田実は1回戦から決勝まで戦って優勝した上に、決勝戦は延長再試合で計24回を投げたため、球数が多くなりました。

最近では優勝校が投手一人で投げ抜くケースは少なくなってきていますが、それでも最多記録は2000年代なんですね。

一方、1試合での最多球数は、1933年の中京商(愛知・現中京大中京)の石田正男選手が、明石中(兵庫・現明石)との試合で336球を投げています。

このときは延長回数に制限がなく、延長25回を一人で投げ抜きました。

スコアボードを継ぎ足してスコアを記入していった写真に見覚えのある方もおられると思います。

現在、延長戦は回数制限がある上に、タイブレークも導入されましたので、この記録が破られることはないでしょう。

高校野球に球数制限導入はされないの?


一人の投手がこれだけ投げ続けると、投手の肩や肘の怪我が心配されます。

そこで、投手の球数制限導入を望む声があちこちから湧き上がっています。

最近では、横浜DeNAベイスターズの筒香嘉智選手が、球数制限導入を訴えていることが大きく報じられています。

そんな流れの中2018年12月、新潟県高野連が、2019年の春季県大会で100球の球数制限を導入すると発表しました

結局日本高野連からの反発にあい、実現は見送られることになりましたが、球数制限導入に向けて大きな動きになりました。

球数制限導入反対の根拠としては、部員数の少ない学校が不利になる、高校までで野球を止める選手に悔いが残る、といったものがあります

このあたりの問題が残っているために今回は導入には至りませんでしたが、他にも提言は挙げられています。

例えば、もと千葉ロッテマリーンズの里崎智也氏は、1試合のイニング数を減らすことで負担を減らす案を提唱しています、元横浜高校監督の渡辺元智氏は、1試合の球数を減らすよりも、試合日程を見直して連投を防ぐべきだとしています。

まだまだ議論が尽くされていないと感じる問題ですが、将来ある選手の選手生命に関わる問題なので、素早い動きが望まれるところです。

高校野球の球数制限に対するネットの反応

高校野球の球数制限について、ネットではどのように言われているでしょうか。

球数制限の野球やったことないやつが賛成してる感 それより優先なのは日程緩和で地方大会も甲子園も大会が進むにつれて休養日増やしてほしい

地方大会は沖縄みたいに6月の土日使って早目にはじめればゆとり持てる

高校野球はプロ野球ユースじゃないんだけど

さすが里崎さん!

球数制限をめぐる議論は迷走している。

高校野球のチームづくりは大変だし、全国レベルで見ればチーム力にはかなりバラツキがあるから、主戦投手を何人も揃えることを前提にはできない。

その意味で、7回制は意義ある提案だ。

球数制限とかの問題でなく、いびつに肥大化し過ぎた高校野球そのものが問題。

私立校と公立高は別の大会にすべき。

プロ志望と文武両道は相容れない。

『「連投に耐える投手を見るのが高校野球の醍醐味」と高野連の決定を支持する声も。』とか鬼すぎる。
高校野球.球数制限に踏み切った新潟高野連を応援したい.

さっさと全国で導入されてしかるべき.

球数制限の前に炎天下の中無理な過密スケジュールで開催される地区予選、甲子園のやり方を変えるべき

それだけでも選手の負担はかなり減る

こうやって広く議論になるだけでも大きな前進!

日本中のあちこちで指導者や保護者が意見を交わしているでしょう。

それが何より重要に思います。筒香選手の功績は大きい!!

投手を守る何らかの措置は必要という認識は広く行き渡っているようです。

その具体的内容をどうするかでまだまだ議論が必要なようです。

また、高野連への批判も見られました。

高校野球の球数最多は何球なの?球数制限導入はどうなる?まとめ

今回は高校野球における投手の最多球数、球数制限について見てきました。

2週間ほどの間に1000球近く投げるというのはやはり無理があるように思います。

普通に考えると球数制限導入は自然な流れとは思いますが、反対意見も無視できない内容であり、なかなか難しい問題です。

いろいろな人が意見を持っていると思うので、まず高野連には、オープンに意見を聞く度量を持ってほしいと思います。

そして、一刻も早く、投手を守る措置がなされることを強く望みたいと思います。