水道民営化の内容は?海外ではどうなの!?

12月6日に改正水道法が成立し、水道民営化が日本でも導入されることになりました。

鍵となるのは「コンセッション方式」、水道事業に果たしてこの方式は適当なのでしょうか?!

そこで今回は、水道民営化の内容や「コンセッション方式」とはどんなものなのか、海外、特に水道民営化の先駆けフランスの例を調べたのでシェアしたいと思います!

水道民営化の内容は?

12月6日に改正水道法が成立し、水道民営化と大きな話題になっていますが、これまでの水道事業とどう変わるのでしょうか

今までは、水道は各自治体が浄水場など施設を所有・運営して、各家庭や事業所に水道水を供給してきました。

今回の改正水道法では「コンセッション方式」なるものを促進していて、自治体が浄水場などの施設を所有したまま、運営権を長期間、民間企業に売却できるようになります

コンセッションとは、空港、道路、上下水道などの公共インフラについて、所有権を国や地方自治体などの公共団体が保有したまま、事業・運営・開発などの運営権を一定期間、民間へ「売却」すること。

引用:yahoo!JAPANニュース https://news.yahoo.co.jp/byline/hashimotojunji/20181207-00106882/

簡単に言うと、水道事業の運営権を民間企業に売却するので、その自治体の水道料金の設定や徴収、施設の維持管理は、その民間企業が行うことになるということです。

その狙いは、

人口減少や節水機能の向上などで、水利用(水道利用による収益)が減る一方で、老朽化が進み、更新が急務の水道施設の維持管理を、民間のノウハウで何とかしてもらおう!

ということです。

これだけ聞くと、案外良さそうにも思えます。

しかし反対意見や、懸念の声、心配の声が多く聞かれるのには、それなりの理由があるのです。

民間企業に運営権が売却、いわゆる水道事業の民営化(水道民営化)がされるようになると、以下のようなことが考えられます。

水道料金があがる!?

民営化直後は、競争やイメージ維持のために水道料金は維持、もしかしたら多少の値下げがあるかもしれません。

しかし、そもそも問題山積みの水道事業です、民間のノウハウをもっても、現在の料金体制を維持しながら、水道事業を運営し利益も上げることは、難しいと考えられます。

ただし、多くは自治体の条例で決められた料金範囲内で設定されるはずなので、法外な値上げになることもないと考えられます。

水質が危ぶまれる!?

民間企業が運営することにより、地域、また、価格によって水質が変わる可能性がでてくることが懸念されます。

海外の例を見ても、水質低下が問題となった例が見受けられます。

外資が参入してくる?!

水道事業がオープンな市場になれば、世界の水関連企業が日本の水道産業に参入してくることが予想されます。

水道事業にさきがけ、浜松市では下水道部門の運営権を3大水メジャーの最大手、仏ヴェオリア社を代表とするJV(ジョイント・ベンチャー)に約25億円で売却しています。

災害時の対応が遅れる?!

地震国ニッポン。

最近では台風や豪雨など大きな災害に見舞われていますね。

そんな災害時の復旧対応について、「コンセッション方式」を導入する時にどのように対応するか、明確になっていないのです。

もろ手を挙げて、歓迎!とはいかなそうですね・・。

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水道民営化は海外ではどうなの?

https://twitter.com/cham31532/status/1069244560646131712
水道民営化が、大きく話題になり、その大半の声が反対や懸念、心配であるのに、海外での失敗例があることも一つの要因のようです。

【フランス・パリの例】

「コンセッション方式」を先駆けて導入したのは、フランス・パリ市です。

シラク前大統領がパリ市長だった1985年に水道事業の運営を、ヴェオリア社とスエズ社に任せることで民営化しました。

ところが、民営化が始まった1985年から08年までに水道料金は174%も上がり、水質は低下。

その結果、パリ市では2010年に水道を再公営化したのです。

パリ市のように、水道事業を民営化した後に再公営化した例が、2000年から2017年の間に267事例もあるようです。

主な再公営化をした事業体をご紹介します。

理由 事業体
事業コストと
料金値上げをめぐる対立
インディアナポリス(アメリカ)
マプト(モザンビーク)など
投資の不足 ベルリン(ドイツ)
ブエノスアイレス(アルゼンチン)など
人員削減と
劣悪なサービス体制
アトランタ
インディアナポリス(ともにアメリカ)など
財務の透明性の欠如 パリ、グルノーブル(ともにフランス)
ベルリン(ドイツ)など

引用:SankeiBiz https://www.sankeibiz.jp/macro/news/180416/mcb1804160500007-n1.htm

民間企業は、利益を追求する団体です。

民間企業が水道事業を運営して、利益を生み出しながら、現在の水質・料金を維持し、さらに施設の維持管理まで、果たして本当にできるのでしょうか。

海外の例を見てみると、なかなかの難題のように思えてなりません。

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ネットの反応

水道民営化についてのネットの声を集めてみました。

反対、納得いかない、なぜ?・・・

多くの人が、否定的な見解です。

水道民営化は他国で失敗例既にあるから反対やでー
いちど民営化されると、それを元に戻すのは至難の業。

民営権を売り渡した時の何倍もの料金を支払わされて、再国営後もそれを水道料金に転嫁するので、やはり水道料金は高くなる。

いくも地獄、帰るも地獄だぞ。

それができないから国営に戻したくても戻せない案件もあるだろう。

ちょっと言わせて 水道民営化するとか おいおい、やるのは構わないが 一番水を使う 銭湯、蕎麦屋、うどん屋、豆腐屋さん などなど 銭湯とか絶対大打撃やん

ますます無くなっていく 銭湯 本当に寂しいよ

水道民営化ほんま勘弁して
友達が、「水道代のためにコンビニのトイレは封鎖まちがいなし」って言ってて、その通りだわって思う。

みんな自分で自分の首を絞めてるんだ。

政治に関心を持たないってそういうこと。政府に逆らわないってそういうこと。

逆に水道民営化のメリット教えてくれ。

一庶民のオレにもなんかメリットあるんだろ?

水道民営化は困るな〜実際 値上げもそうだが質が落ちそうで不安 海外で散々大失敗してる例がたくさんあるのになんで強行するのか意味がわからない

もう人里離れた田舎に住んで井戸を掘ったほうがましかも

水道民営化は、かなり怖い事になりそう。

水質の低下・価格の上昇etc.

自分の住んでる自治体が水道民営化に踏み切らない冷静な判断と目先の事だけじゃなく中長期的なビジョンを持ち市民の生活の事を1番に考えてくれてることを祈りたいです。

最悪補修のために少し水道代が上がるとしてもそれをちゃんと説明してくれれば民営化されるよりはまだマシと思います


水道民営化法は成立したが、最終的に決めるのは自治体だ。

議会の同意なしに民営化はできない。

カジノ実施法は通っても、その手続きなしに誘致できないのと同じ。

ならば、来年春の一斉地方選で民営化反対の議員を多く当選させ、選挙がないところは働きかけを強めることだ。

諦めずに次の闘いに移ろう!

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まとめ

12月6日に成立した改正水道法によって導入されることになった、日本の水道民営化について調べてみました。

その内容は、理想通りに行けば確かに良さそう、だけど、問題もまだまだ山積みの様子でした。

さらに、フランスなど海外の事業体では再公営化している例が多くみられるなど、今の段階では不安な気持ちを払拭してくれる要素も見当たりません。

生活に欠かすことができない水の話です。

今後の動向を、しっかり注視していきたいですね。

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