吉川峻平がダイヤモンドバックス入団で今後はどうなる?田澤ルールが適用!?

元社会人野球パナソニックの吉川峻平投手がMLBのアリゾナ・ダイヤモンドバックスとマイナー契約を結びました。

賛否両論あるこのメジャー移籍ですが、果たして吉川峻平投手の今後はどうなるのでしょうか?

今回は吉川峻平投手の今後についてと田澤ルールの適用についてシェアしたいと思います。

吉川峻平の今後はどうなる?

9月24日(現地時間)に元社会人野球パナソニックでプレーしていた吉川峻平投手(23)が現在、平野佳寿投手が在籍しているアリゾナ・ダイヤモンドバックスとマイナー契約を結びました。

吉川投手の背番号は「12」、契約金は65万ドル(約7200万)でこの日から始まった若手を対象とした教育リーグの練習に参加し、10月中旬までには実戦登板がある見込みとなっています。

吉川投手は現在マイナー契約を結んでいますので、吉川投手の次の目標は40人の「ロースター枠」、すなわちメジャー契約になりますね。

現在、ダイヤモンドバックスの先発は

10勝以上しているザック・グリンキー(14勝11敗)

パトリック・コービン(11勝7敗)

ザック・ゴッドリー(14勝11敗)

ロビー・レイ(2017年15勝)

ボストン・レッドソックスでプレーしていたクレイ・バックホルツ

とイニングを食うことが出来る投手がいます。

吉川投手がこの枠に入るためには相当苦難の道が待っていると予想されます。

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吉川峻平に田澤ルールが適用されるの?

次に吉川投手にいわゆる田澤ルールが適用するのかについてみていきましょう。

まず、田澤ルールとは次のようなルールです。

田澤ルールとは?

日本のプロ野球のドラフト指名を拒否して海外のプロ球団と契約した選手は、その球団を退団した後も一定期間(大卒・社会人は2年間、高卒選手は3年間)はNPB所属球団と契約できないルール

 

このルールは現在ロサンゼルス・エンジェルスに所属している田澤純一投手(当時新日本石油、現JX-ENEOS)が2008年にNPBではなく、直接MLBに挑戦する意思を表明した際に起こった問題の解決策として設けられました。

当時、NPBとMLBの間には互いの国のドラフト候補選手とは交渉しないという不文律がありました。

一方では憲法上の「職業選択の自由」、他方ではドラフトの有力候補が直接メジャーに移籍することでドラフト制度が崩壊する恐れというジレンマの末にこのルールが設けられました。

吉川投手も社会人野球から直接メジャーに移籍したのでこの田澤ルールに該当します

その上、吉川投手は田澤投手以上のペナルティが課せられています。

それは吉川投手が日本野球連盟の次の登録規定に抵触したからです。

第15条1項:競技者は、日本プロフェッショナル野球組織が行う選択会議(以下「選択会議」という。)の日から翌年度の都市対抗野球大会終了の日までの期間、プロ球団と交渉することはできない。

第22条1項:加盟チームは、競技者が退部した場合、速やかに登録抹消届(競技者)を本連盟会長に提出しなければならない。

同条2項:加盟チームの競技者がプロ球団と契約を締結する場合は、その締結日以前に前項の手続をとらなければならない。

吉川投手は今年の1月から7月の都市対抗野球大会終了前にダイヤモンドバックスのスカウトと複数回交渉、入団交渉を行い、8月11日に登録抹消届を提出する前にダイヤモンドバックスと入団契約を結んだことが上記の条項に抵触したからです。

この結果、日本野球連盟(JABA)は吉川投手に9月4日付で登録資格剥奪と再登録を認めない処分を下しました。

今後社会人野球の選手や監督にはなることは出来なくなり、またパナソニックの北口正光部長も9か月間の登録資格停止処分となりました

田澤投手についてはこれらの条項に抵触した行為をしていないため、社会人野球に復帰することは理論上可能です。

仮に、吉川投手がNPBに復帰する場合は田澤ルールの適用対象となるので、2年間NPBの球団と契約することが出来ません。

さらに社会人野球への復帰も不可能なので、基本的には2年間はBCリーグや四国アイランドリーグといった独立リーグでプレーしてからとなります。

吉川投手は現在23歳ですので、事実上NPBに戻る選択肢を絶った上でのメジャー移籍となります。

余談ですが、吉川投手同様に社会人野球から除名処分を受けてメジャー移籍した選手の中に、去年のドラフト8位で東京ヤクルトスワローズに指名された沼田拓巳投手(24)がいます。

沼田投手は名古屋産業大学を中退後、エディオン愛工大OB BLITZに入部し、2013年にロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約を結びました。

しかし吉川投手同様、登録抹消届を提出しなかったことと当時の沼田投手が社会人1年目の大卒扱いでドラフトの対象外ということもあり、社会人野球から除名されました。

沼田投手は2015年までルーキーリーグに在籍していました。

その後2016年は群馬ダイヤモンドペガサス、2017年は石川ミリオンスターズに所属。

その年のオフのドラフトでヤクルトに8位指名されました。

また、ダイヤモンドバックス側ですが、インターナショナルアマチュアFAの解禁日が7月2日ということもあり、MLB側のルールを守っています。

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ネットの反応

行ったなら最後までやり遂げてほしい
日本のプロ野球界を見直してほしい
気持ちは分かるが、ルールは守ろう
何といえばいいのか分からない
もっと穏便に済ませればよかったのに。

人それぞれだけど応援しにくい

こういうルール違反を犯しても大成するのか注目
吉川はプロとアマで二重契約したのが問題であって田澤は全てのルールを守ったうえで渡米した
最高峰の舞台でならどのような結果でも悔いなし!
田澤ルールが早くなくなることを祈ります
パナソニックの吉川がメジャー行ったから田澤ルールを撤廃とかいう人達は今回吉川が何で除名食らったか分かってないんだろうな
独立リーグが規則の抜け道になっている

まとめ

正直な話、この一連の問題は吉川投手とパナソニックの失態だと考えています。

吉川投手は田澤ルール以上にJABAの協定違反なので、パナソニックを退社してから契約するとか、あるいは田澤投手のように、都市対抗野球が終わって登録抹消届を提出してからメジャーのスカウトと契約交渉を行うなど代替策があっただけに性急すぎた印象を持ちました。

これがきっかけになってアマチュア野球界の衰退やプロ・アマ間の関係悪化にならないことを願うばかりです。