大谷翔平の球速の推移は?怪我から復帰して落ちた!?

ロサンゼルス・エンジェルスに所属している大谷翔平選手が9月2日(現地時間)に6月6日以来となる先発登板を果たしましたが、49球を投げて2安打2奪三振失点で負け投手でした。

今回の登板は右ひじの内側側副靭帯の損傷でトミージョン手術ではなく、PRP(多血小板血漿)手術と幹細胞手術を受けて、リハビリからの復帰登板でした。

ここで気になるのは大谷投手の球速への影響です。

今回は大谷翔平投手の球速の推移と球速の今後についてシェアしたいと思います。

大谷翔平の球速の推移は?

まずはこれまでの大谷翔平投手の球速の推移についてみていきましょう。

大谷投手は小学3年生から水沢リトルリーグに所属して野球を始めました。

大谷投手はこの当時から投手を務め、小学5年生で球速が110㎞/hを記録しました。

大谷投手は水沢リトルリーグ在籍時も、中学生の時に所属していた一関リトルシニアでも全国大会に出場したことがあります。

その後、菊池雄星投手に憧れて花巻東高校すると、佐々木洋監督から大谷投手の骨が成長段階にあることから1年生の夏までは主に右翼手として起用されて、投手として起用されたのは1年生の秋からでした。

大谷投手は1年生の秋からエースとして務め、1年生では最速147㎞/h、2年春で最速151㎞/hを記録しました。

甲子園でも第93回の春の選抜高校野球に出場すると4回途中から登板して、田中将大投手(現:ニューヨーク・ヤンキース)が持つ当時の甲子園での高校2年生の最速タイ記録に並ぶ150㎞/hを記録しました。

そして、3年生の夏の岩手県大会の準決勝、一関学院高校戦でアマチュア野球史上最速となる160㎞/hを記録しました。

この試合では5回に156km/hを記録し、160㎞/hを投げる前の球が159km/hでした。

しかし、決勝の盛岡大学付属高校戦で5失点を喫し、甲子園出場とはなりませんでした

その後、ドラフトで日本ハムに1位で指名すると、投手としては5月23日の東京ヤクルトスワローズ戦で初めて先発登板し、ルーキーの初登板として最速となる157km/hを記録しました。

大谷投手がプロで初めて160㎞/hを記録したのは2014年6月4日の広島戦で、その後も度々160㎞/hを記録しました。

この年のオールスターゲーム第2戦で162㎞/hを記録し、公式戦でも8月3日のソフトバンク戦で161km/h、10月5日の楽天戦で162㎞/hを記録し、当時の日本人最速記録を抜き、シーズン公式記録に並びました。

2016年6月5日の巨人戦でNPB公式戦最速記録となる163km/hをマークすると、9月13日のオリックス戦で164km/h。

そして10月16日のクライマックスシリーズファイナルステージの第5戦ではDH解除をしてのリリーフ登板で吉村裕基選手相手に現在のNPB公式最速記録となる165km/hを記録しました。

メジャー移籍後の大谷投手の最速は4月24日のヒューストン・アストロズ戦の5回裏にジョシュ・レディックに投げた101マイル(162.5km/h)です。

過去10年において、先発投手で101マイル以上の球速を記録したのは大谷投手で7人目です。

なお、今年の最速記録はセントルイス・カージナルスのルーキー、ジョーダン・ヒックス投手の105.1マイル(約169.1km/h)です。

これはニューヨーク・ヤンキース所属のアロルディス・チャップマンが持つMLB最速記録に並ぶ数字で、「Statcast」によると、9月4日現在で最速トップ50に入っているのはヒックス、チャップマンとマイアミ・マーリンズのタイロン・ゲレーロの3名だけです。

 

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怪我の影響で球速が落ちた?

大谷投手の復帰登板となった9月2日の投球で、大谷投手は2回までは最速99.3マイル(約159.8km/h)の速球を軸に抑えていましたが、3回から突如として球速が150km/hを超えなくなり、1番のジョージ・スプリンガーに2ランを浴びて続くホセ・アルトゥーベを抑えて降板となりました。

突然の球速低下ですが、これには理由があります。

大谷投手は2回裏、先頭のマーウィン・ゴンザレスの痛烈な打球に対し右手を出して弾いて三ゴロにしましたが、大谷投手も試合後に

「投げられるならいけるところまで、しっかり仕事をしていくのが先発の役目。

下がることまではない、大丈夫かと思ったんですけど……。

当たった直後より(3回の方が)違和感があった」

(出典NumberWeb)

と述べているように打球を手で受けたことで3回から右手に違和感が生じ、球速が伸びなくなったと推測されます。

また、エンジェルスのマイク・ソーシア監督は大谷投手の降板理由について、腰の張りと右手薬指に打球が当たったことと明言しています。

大谷投手の2回までのストレートは1球を除き全て150km/hを超えていたので、肘の怪我の影響というよりは打球を手で受けたことの影響で球速が落ちたと思われます

大谷翔平の球速はどうなっていく?

今回の球速の低下はソーシア監督が明言しているように、肘の手術よりは腰の張りと打球を右手に当てたことの影響が大きいので、球速への影響はさほどないと思われます。

しかし、大谷投手が所属するエンジェルスは現在借金4のア・リーグ西地区4位とワイルドカードも絶望的な状況です。

こうした状況下で手術明けの大谷投手を先発で使うことには懸念があります

ヤンキースの田中将大投手は2014年7月に右肘靭帯の部分断裂でPRP手術を受けたという大谷投手と似たような経験を持っています。

田中投手はシーズン終盤にマウンドに復帰しましたが、その翌年にまた右肘の炎症が再発して戦線離脱しました。

マウンドに復帰するもリハビリに専念するも大谷投手の判断になりますが、リハビリをやりきることも重要な選択肢の1つです。

また、肘をかばう投げ方をしてしまうとまた別のところを怪我してしまい、球速にも影響を及ぼしかねません。

大谷投手の肘、そして球速がどのように推移するかはまだ分かりませんが、また完全な状態で165km/hを超える速球を見たいですね。

ネットの反応まとめ

チームの考え通り、来年に備えてゆっくり登板でいいかと思う
とにかく怪我しないでくれ
素手で打球を取りに行ったのはヒヤッとした
普通ならマイナーで調整登板するんだろうけど、二刀流だとなかなか厳しいですね
前回の登板って50球の調整登板かな
無理だけはしないでくれ
反射的に出たのかな
一歩一歩のステップに期待!
大谷翔平は別にメジャーの新人王にこだわる必要はないと思うんだけどなあ
異常がないことを祈るばかり

大谷選手で気になることとして新人王争いがあります。

現在ヤンキースのサード、ミゲル・アンドゥ―ハーが大本命ですが、大谷選手が投手としてあと2,3勝挙げると分からなくなります。

ただ、大谷選手は手術明けげエンジェルスもワイルドカードが絶望な状態ですので、来期以降を見据えてもいいかもしれませんね。