斎藤佑樹が戦力外にならない理由は?年俸推移と併せて紹介!

日本ハムファイターズの斎藤佑樹投手が今年苦境に立たされています。

2010年に4球団からドラフト1位に指名されて、広島の福井優也投手、西武の大石達也投手と合わせて「早稲田三羽烏」と言われましたが、今年の6月6日に30歳を迎えた今シーズン、まだ1軍では1試合しか登板せず、その試合も3回2/3を投げ、無安打だったものの制球が定まらず、8四死球と乱調でした。

斎藤投手は以前から戦力外や引退説が囁かれていますが、プロ8年目現在も現役でプレーしています。

今回は斎藤佑樹投手が戦力外にならない理由とこれまでの年俸推移についてシェアしたいと思います。

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斎藤佑樹投手が戦力外にならない理由は?

まず斎藤佑樹投手の通算成績ですが、これまで75試合に登板して15勝23敗 防御率4.23と前評判とは裏腹に低調な成績に終わっています。

斎藤投手は2010年、11年はそれぞれ6勝6敗、5勝8敗で2010年は1年間先発ローテを守りましたが、それ以降は2012年のオフに発症した右肩関節唇損傷や大学時代の股関節の故障に苦しみ1軍での登板自体が少なくなりました。

1軍での登板がなく成績も低調な斎藤投手には以前から戦力外や引退の噂がつきまとっています。

しかし、2016年のオフ背番号を18からこの年に巨人に移籍した陽岱鋼選手が付けていた1に変更したこともあり、戦力外にはなっていません。

なぜ、斎藤投手が戦力外にならないのか、その理由について考えてみました。

①斎藤投手の人気・知名度・宣伝効果

やはり斎藤投手を語る上で欠かせないのは2006年の夏の甲子園決勝戦での田中将大投手(ヤンキース)との壮絶な投げ合いです。

斎藤投手が青いハンカチで汗を拭う姿と爽やかさから当時「ハンカチ王子」と呼ばれ、この言葉は今年のユーキャン新語・流行語大賞のトップテン入りした程でした。

また、斎藤投手は1軍に昇格し先発登板するだけでも、球場への客足がいつもより多くなることや2軍にいても他の選手と比べてよくニュースに取り上げられます。

その時は必ず「『日本ハムファイターズの』斎藤佑樹投手」はというように紹介しますので、日本ハムとしては企業名をスポーツニュースで報道されるだけでもその宣伝効果は絶大なものになります。

プロ野球といっても興行のみならず、ビジネスの側面もあります。

その球場に行くことは勿論、グッズの売り上げも年俸に一部還元されますから球団側としては、球場に客を呼べるような選手は必須です。

今年、中日ドラゴンズに入団した松坂大輔投手も近年はナゴヤドームの入場者数が減少していることを踏まえた獲得だと言われていました

実際、中日の沖縄・北谷キャンプやオープン戦での松坂投手のグッズ販売は飛ぶように売れて、グッズ売上だけで、松坂投手の今期推定年俸1500万を超えたという報道があるほどです。

そして、松坂投手は現在中日先発ローテを守り、ここまで3勝3敗、防御率2.41と素晴らしい成績まで残しています。

大谷翔平選手が今年ロサンゼルス・エンジェルスに移籍しましたが、日本ハムには清宮幸太郎選手をはじめ、リアル野球BANで話題になった杉谷拳士選手、中田翔選手、西川遥輝選手、宮西尚生投手、有原航平投手、太田泰示選手、近藤健介選手など能力の高い選手はいますが、斎藤投手より知名度があるのは清宮選手、中田選手ぐらいじゃないでしょうか。

日本ハム経営陣からすれば、斎藤投手は「広告塔」の役割を期待されているかもしれません。

②早稲田大学出身

斎藤投手はご存知の通り、早稲田実業高校から早稲田大学教育学部に進学し、日本ハムファイターズにドラフト1位で指名されました。

ここで挙げた早稲田大学出身というのは、引退・戦力外後の幹部候補生という側面とドラフトにおける早稲田大学とのパイプという2つの側面を指します。

まず、長年1つの球団に在籍している選手の場合、将来球団の監督やコーチ、あるいは海外スカウトなどといった球団のポストに引退後就任するケースが多いです。

斎藤投手は何より知名度が他の選手よりも抜群にあるので、こういったポストやあるいは日本ハムの広告塔として球団経営側の職員として再雇用される可能性があります

2つ目のドラフトにおける大学とのパイプについてですが、六大学野球や東都リーグといった主要な大学野球リーグでは球団とパイプラインがある大学があります。

よく言われるのは巨人と中央大学、中日と明治大学ですね。

前者では阿部慎之助選手、亀井善行選手、澤村拓一投手が中央大学出身ですし、去年のドラフト会議で巨人は中央大学の鍬原拓也投手を、中日は明治大学の柳裕也投手をそれぞれドラフト1位で指名しました。

このように、大学とのパイプラインは重要な役割を果たすことがあります。

ただ逆に、素行が悪いなど特定の理由なく選手を戦力外にした場合、大学とのパイプラインが断絶することがあります。

有名な事件としては1969年のドラフト会議に起きた「荒川事件」があります。

「荒川事件」とは、早稲田大学の荒川尭選手はドラフト会議前から「巨人とアトムズ(今の東京ヤクルトスワローズ)以外お断り」と明言していたのを当時の大洋ホエールズ(現:横浜DeNAベイスターズ)が強行指名しました。

荒川選手は大洋への入団を拒否しましたが、結局ヤクルトとの金銭トレードを前提として大洋に入団しました。

これを契機に、新人選手の初年度の移籍が禁止(現在は開幕前の移籍禁止)されるようになりました。

その後、荒川選手は熱狂的な大洋ファン2人組に凶器で殴打される刑事事件にまで発展し、荒川選手はこの事件の後遺症が原因で28歳の若さで現役を引退しました。

この事件自体は犯人が見つからず時効という後味の悪い結果となりました。

さらに、現在は解消されていますが、当時はこの事件が原因で横浜は早稲田大学在籍の選手を約40年間指名しませんでした。

③日本ハムの先発事情

①、②と理由を列記しましたが、これが一番大きな理由かもしれません。

現在、日本ハムは西武に続いて2位と好調です。

日本ハムが現在好調な要因として、昨年は低迷していたチーム防御率、特に先発陣の改善が挙げられます。

昨年の日本ハムの先発陣の中で、投球回が150回以上なのは有原投手1人だけで、あとは色んな投手を試していたのが実情です。

今年は、有原投手が開幕怪我で離脱しましたが、高梨投手、上沢投手、加藤投手、マルティネス投手と先発陣がここまで試合を作っています。

しかし、日本ハムの2軍では実態が異なります。

現在、日本ハムの2軍戦で規定投球回数に達しているのは吉田侑樹投手1人で、成績もここまで1勝7敗と成績も芳しくありません。

そして、日本ハムの2軍先発陣で吉田投手の次にイニングを食っているのが斎藤投手で、2軍戦の成績は9試合登板して1勝2敗・防御率2.51とまずまずです。

つまり、斎藤投手は2軍でのイニングイーターを現在やっているのです。

日本ハムの2軍には上原健太投手や堀瑞樹投手を初め、将来有望な先発候補はいますが、2人とも斎藤投手よりもイニングを食べていません。

2軍戦では、先発が長いイニングを投げずに例えば投手3人で3回を投げ切るスタイルを採る場合もありますが、長いイニングを投げることができる投手は1,2軍ともに大事な戦力です。

つまり、現在の斎藤投手は2軍のイニングイーターとしてまずまずの成績を収めており、1軍の先発投手事情次第では再び1軍に上がる可能性も考えられます。

また、栗山英樹監督も斎藤投手をよく「擁護」した発言をしていることを考慮すると、今年のオフに戦力外通告が来ない可能性もあります。

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斎藤佑樹投手の年俸推移と生涯年棒は?

次に斎藤佑樹投手の年俸推移をみていきましょう。

なお、年俸や契約金などはいずれも推定金額です。

  • 2010年 ドラフト1位 契約金1億円 出来高5000万円
  • 2011年 19試合 6勝6敗 防御率2.69 1,500万円
  • 2012年 19試合 5勝8敗 防御率3.98 3,000万円
  • 2013年 1試合  0勝1敗 防御率13.50 3,500万円
  • 2014年 6試合  2勝1敗 防御率4.85 2,800万円
  • 2015年 12試合 1勝3敗 防御率5.74 2,500万円
  • 2016年 11試合 0勝1敗 防御率4.56 2,300万円
  • 2017年 6試合  1勝3敗 防御率6.25 2,000万円
  • 2018年 1試合  0勝0敗 防御率2.45 1,800万円

通算8年 75試合 15勝23敗 防御率4.23 生涯年棒1億9400万円+契約金1億円+出来高

斎藤投手は2011年、1年間先発ローテを守り、年俸が倍増し、2012年もイニングイーターとしての評価を受けて増額になりました。

しかし、2012年オフに右型関節唇損傷の怪我の影響もあり、その後の成績は低調に終わり、年俸も2013年の3,500万円を最後に5年間連続で年俸は減額しています。

そして、斎藤投手の生涯年棒は出来高を除くと約3億円とサラリーマンの生涯年収に近い金額でした。

ただ、斎藤投手の場合はこれに出来高やスポンサー料、テレビ出演料などがありますので、サラリーマンの生涯年収よりは上回ります。

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ネットの反応まとめ

斎藤佑樹(30)に違和感しかない
さすがに今年いっぱいで見切りつけられそう
早稲田(大学)に行かず、プロに入っていれば違ったかも
1軍で投げてるところ見たい
早稲田と駒大苫小牧の試合は今でもはっきり覚えてるなあ
怪我さえなければなあ
ハンカチ王子からもう12年…
引退してもおかしくない怪我してもここまでやれてるのは凄い
知名度あるし、いい声してるからキャスターに転身しそう
頼むから復活してくれ

斎藤投手と現在ソフトバンクホークスの育成、島袋洋奨投手は、もし高卒でプロ入りしていればと考えさせられる選手です。

それだけ、高校生としては完成された選手だったたけに大学在籍時の股関節の怪我と、プロ2年目の右肩関節唇損傷という怪我に悩まされ投球フォームを変えざるを得なくなりました。

技巧派投手としてもう一花咲かせてほしいですね。